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生徒・学生の部 入賞・入選作品

《 小学校 》 優秀賞入選

 《 中学校 》 最優秀賞優秀賞入選

 《 中学校 》 最優秀賞優秀賞入選




《 小学校 》
優秀賞
2 自てん車でかれはのみちを走るとき紙を切る音おいかけてくる




入選
4 強い風春一番がふいている葉っぱのようにとんでいきそう
6 風船がゼロのかけ声で空にとび色とりどりの未来をえがく


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《 中学校 》
最優秀賞
62 寒いとき燃える私に寄ってくるけっこうもてて真っ赤な顔だ




優秀賞
22 どんよりとくもった空から舞いおりるウキウ牛気分のふわふわの雪
31 かけ時計みんなに時間をおしえてるだけどくるうとみんながくるう




入選
5 前向いて地面を強く蹴っていくボロボロになってもまだまだ走れる
11 朝になり窓から光入れていく部屋いっぱいに広がっていく
16 霜が降り田畑が白くきらきらと宝石みたい光っているね
23 ふんでいくみんながぼくをふんでいくはしには人が中は車が
47 真っ黒にまた赤色や青などに染るよぼくはノートだからさ
51 今ごろはカエルどうしているのかな土の中ではあたたかいのかな
60 手がせまりぎゅっとにぎられ包丁は食べ物切るぞなんでも切るぞ
65 消さないでゴムの体とゴムの命もとは五センチ今はニセンチ
71 ラケットを握るその手はあたたかで握っていない手はうらやましそう
89 雪降れと期待してても雪降らず外の景色はいつも同じだ
103 迫りくる大きな壁を前にしてただひたすらに手を走らせる
108 もち食べてゆっくりしていてきがついた明日の日付け一月七日



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《 高 校 》
最優秀賞
48 目の前が見えてるときの決意など壁の前では役に立だない
 




最優秀賞
11 癌検診結果の無事に母と父は帰宅の道を数キロ歩く
 
149 また今日もいつものようにけんかだね姉妹みたいだ母と私と
 
211 雨ふるとアスファルトに水たまり色とりどりの傘浮かんでる
 
218 授業中居眠りしては起こされる黒板の字がまた増えている
 
237 ストーブの前にねそべる猫を見ていとうらめしいテスト前日
 




入選
1 新聞に志望大学の倍率は十五倍とあり揺れるため息
 
20 駅を出て歩道を渡って徒歩一分坂を上れば文徳高校
 
51 桜咲くみんな違ってみんないいあなたの心に桜咲く
 
63 風呂場から父と弟の数えうた百まで数えた我が家の学舎
 
74 国滅び家もなくなり家族消えひとりぼっちの夜がくる
 
88 環境を壊した人が環境を守ろうとして切磋琢磨する
 
95 増々と広がる破壊あなたにも聞こえるはずだ地球の声
 
108 その人は驕る事なく暮らす人偉大な祖父を私は越えたい
 
118 氷山が崩れる場面見た途端家の電気を全部消す
 
122 寒い中はしゃいで遊んだ幼い頃降ること忘れた熊本の雪
 
124 おはようが家族を繋ぐ赤い糸世界の中で一番の糸
 
148 たくさんの期待を背負い突き進む背中を帆にし心の梶とる
 
154 スーパーで買物袋二円引き地球が笑う第一歩である
 
167 誰のため何をなすため戦うか理由を探す高二の真冬
 
189 今春も咲かせる花を待ちつつも道路に消えゆく桜の老木
 
192 しぶい顔タバコを吸うときしぶい顔父のマネして母に叱らる
 
210 家の戸を開けるといつも誰もいぬ隣の家はどうしたのかな
 
215 戦争をいつの時代もくり返す人間は皆寂しい生き物
 
223 目を閉じて耳をすませば聞こえくる木のつぶやきと海のささやき
 
226 キラキラのあたしだけのミラーボールここの夜空は誰にもあげない
 
230 街中にチョコレートが溢れだす如月二週我が悲しい日
 
244 寒い朝アイロンかけた制服がそこから感じる母のぬくもり
 
245 冬景色水辺に昇る朝の霧天まで昇れと誘ってるよう
 
248 山の上から滑り降りるスキーヤー落ち葉のようにひらひら下る
 
253 夏が来て冬が恋しくなるけれど冬休みには夏が恋しい
 













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