古くには、無量壽院と呼ばれ、承安四年(1174)には後白河法皇がここに七日間お籠りになり観世音菩薩の加護を願われた。
現在の建物は江戸中期の建物で蔀戸(しとみど)や中門などの寝殿造りの古い形式を備え、内部は床や違い棚のついた書院造りになっています。
仏間を中心とした方丈と台所を設けた庫裡とを合わせた構造で、十妙院と共に圓教寺型と言われる独特の構造を持った塔頭です。
(国指定重要文化財)