天台宗別格本山 書写山圓教寺

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プレスリリース

「千社札」に関するお願いとご案内

2014.04.08[火]

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書寫山圓教寺境内の伽藍は、ほとんどが国や県の指定重要文化財であり、非常に貴重な歴史的遺産です。

以前より、この貴重な伽藍への千社札の貼り付けが後を絶ちません。ちなみに、指定文化財への千社札等の貼り付けは、法律で禁止されております。

(文化財保護法違反。罰則:5年以下の懲役若しくは禁錮又は30万円以下の罰金)

参拝者により伽藍に貼り付けられた千社札を確認した場合は、職員が速やかに取り剥がす作業を行っております。

しかしながら、中には強力な接着剤などで張り付けられたものもあり、どれだけ慎重に作業を行っても、貴重な伽藍を傷つけてしまうことになりかねません。 さらに、これらの取り剥がし作業自体が、当圓教寺にとっても大きな負担となっております。

圓教寺では参拝者の皆様による千社札の伽藍への貼り付けをお断りしておりますが、その代替策として、摩尼殿入口前に絵馬の奉納をしていただくための衝立をご用意しております。

また、どうしても千社札をとのお申し出があれば、摩尼殿下の三十三所堂にてご奉納くださいますようお願いしております。

貴重な歴史的遺産を後世に残すために、なにとぞ皆様のご理解とご協力を、切にお願い申し上げます。