天台宗別格本山 書写山圓教寺

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プレスリリース

『圓教寺叢書』刊行のお知らせ

2018.04.28[土]

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『圓教寺叢書』第1巻 圓教寺奥之院~開山堂と護法堂

吉田扶希子/圓教寺叢書編集委員会 編

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平安の頃より一千年の法灯を守り継ぎ、広大な山上伽藍に鎮座する播磨国書寫山圓教寺・奥之院。2009年、開基・性空上人の御真骨の発見を契機に行われた最新調査をもとに、開山堂・護法堂(国指定重要文化財)の優れた建築意匠、平安・鎌倉期の仏像など、奥之院の全貌を明らかにする。開創1050年を記念して、日本史に刻まれる同寺の足跡と貴重な文化財を全10巻で紹介する。

発行:書寫山圓教寺/発売:集広舎/A5判並製 264ページ オールカラー/ISBN978-4-904213-58-2 C0021

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【価格】

定価:2,376円(本体2,200円+税) ※山上または友の会での販売は2,000円です

【お申し込み方法】

山上でのお買い上げ、書店でのお申込み以外に、申込用紙[ DL ]の郵送・FAXでもお申し込みいただけます。必要事項をご記入の上、書寫山圓教寺(〒671-2201 姫路市書写2968 / fax.079-266-4908)までお送り下さい。

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◉「『圓教寺叢書』刊行にあたって」より

私は大正十三年(一九二四)に生まれた。今日よくよく考えてみれば、この山で上人様が辿ってこられた全ての御行跡それぞれの一千年の節目に出会ってきたことが最大の勝縁となった。一千年御遠忌法要をはじめたのは平成十八年であった。十年を掛けて行ってきた報恩の遠忌法要が終わろうとする平成二十八年、それはまた御入山一〇五〇年であり、その節目に出会えることができた。

昭和から平成と千年の節目を繰り返し、今また御遺徳を顕彰し繫ぎ伝えてきた先徳の御恩に報いたい。節目にあたり思うのは開創の精神、そして受け継ぎ伝えてきた先徳たちの歴史にアプローチすることである。

開創一〇五〇年を記念して、『圓教寺叢書第1巻』を刊行し、諸先徳の恩に報いることが、社会の報恩への第一歩と考える。遠い未来であっても訪れる次の千年までも伝えていく決意の表明とお察しいただければ幸いである。

第一四〇世長吏 探題大僧正 大樹孝啓